[CentOS6][SOS JobScheduler] 2.2.JobScheduler用のOSアカウント作成


Create: 2013/02/21
LastUpdate: 2013/03/11
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下図のテスト環境のManager サーバ(CentOS6.3)のセットアップ作業を記載します。
特に断りが無い場合は root ユーザで作業しています。


2.2.JobScheduler用のOSアカウント作成

2.2.1.アカウント作成 


JobScheduler には、専用のOSアカウントが必要です。
今回作成する JobScheduler用のアカウントは、以下のとおり。
  • ユーザ名: jobs
  • パスワード:jobs
  • グループ名:jobs
  • ホームディレクトリ:/home/jobs
  • シェル:/bin/bash
※補足
後で気づいたのですが、JobScheduler では jobs という名前のディレクトリを使用しています。
まぎらわしいので、別のユーザ名にしたほうが良いかもしれません。
インストールマニュアルでは scheduler というユーザ名を使用しています。

まず、 jobs ユーザを作成します。
# useradd jobs
次に、jobsユーザにパスワードを設定します。
# passwd jobs
ユーザー jobs のパスワードを変更。
新しいパスワード: <パスワード>
新しいパスワードを再入力してください: <パスワード>
passwd: 全ての認証トークンが正しく更新できました。

2.2.2.sudoの設定


JobSchedulerのインストールは、jobs ユーザで作業しますが、sudo コマンドで root 権限を必要とします。
jobs ユーザが sudo コマンドを使用できるように設定します。
以下のように visudo コマンドを実行して設定ファイルを開きます。
# visudo
赤字部分を追加します。
## Allows people in group wheel to run all commands
# %wheel        ALL=(ALL)       ALL
%jobs   ALL=(ALL)       ALL

2.2.3.確認


jobs ユーザでログインして、sudo を使用してみます。
例えば、以下のように sudo で pwd コマンドを実行して、正常に実行できればOKです。
$ sudo pwd

We trust you have received the usual lecture from the local System
Administrator. It usually boils down to these three things:

    #1) Respect the privacy of others.
    #2) Think before you type.
    #3) With great power comes great responsibility.

[sudo] password for jobs: <jobsのパスワードを入力>
/home/jobs