2016年4月3日日曜日

[Graphite] Grafana のインストール


前回、Graphite + Collectd をインストールしたので、CPU使用率などのリソース情報をグラフにして見る準備が整いました。

Graphite のWEB画面で、CPU使用率のグラフを作ってみましたが、 操作がわかりにくい。

そこで、操作がわかりやすく 見た目もキレイだという Grafana をいれて、 Graphite に集めたリソース情報を Grafana のWEB画面でグラフ化して見ることにしました。

Grafana については、以下のページを参考にしました。


1.Grafana のインストール


Graphite をインストールしたサーバに yum で Grafana をインストールします。
[root@node01 ~]# yum -y install https://grafanarel.s3.amazonaws.com/builds/grafana-2.6.0-1.x86_64.rpm
読み込んだプラグイン:fastestmirror
インストール処理の設定をしています
grafana-2.6.0-1.x86_64.rpm                               |  22 MB     00:15
/var/tmp/yum-root-v_7gqj/grafana-2.6.0-1.x86_64.rpm を調べています: grafana-2.6.0-1.x86_64
/var/tmp/yum-root-v_7gqj/grafana-2.6.0-1.x86_64.rpm をインストール済みとして設定しています
Loading mirror speeds from cached hostfile
 * base: ftp.jaist.ac.jp
 * epel: ftp.jaist.ac.jp
 * extras: ftp.jaist.ac.jp
 * updates: ftp.jaist.ac.jp
依存性の解決をしています
--> トランザクションの確認を実行しています。
---> Package grafana.x86_64 0:2.6.0-1 will be インストール
--> 依存性解決を終了しました。

依存性を解決しました

================================================================================
 パッケージ    アーキテクチャ
                            バージョン      リポジトリー                   容量
================================================================================
インストールしています:
 grafana       x86_64       2.6.0-1         /grafana-2.6.0-1.x86_64        66 M

トランザクションの要約
================================================================================
インストール         1 パッケージ

合計容量: 66 M
インストール済み容量: 66 M
パッケージをダウンロードしています:
rpm_check_debug を実行しています
トランザクションのテストを実行しています
トランザクションのテストを成功しました
トランザクションを実行しています
  インストールしています  : grafana-2.6.0-1.x86_64                          1/1
### NOT starting grafana-server by default on bootup, please execute
 sudo /sbin/chkconfig --add grafana-server
### In order to start grafana-server, execute
 sudo service grafana-server start
  Verifying               : grafana-2.6.0-1.x86_64                          1/1

インストール:
  grafana.x86_64 0:2.6.0-1

完了しました!

grafuna-server の自動起動を ON にしてサービスを開始します。
何故か初回のサービス起動は FAILED になりましたが、再起動したら OK になりました。
[root@node01 ~]# chkconfig grafana-server on
[root@node01 ~]# service grafana-server start
Starting Grafana Server: .... FAILED
[root@node01 ~]# service grafana-server stop
OKopping Grafana Server ...                                [  OK  ]
[root@node01 ~]# service grafana-server start
Starting Grafana Server: .... OK

2. Grafuna の Datasource 設定


ブラウザで下記URLにアクセスします。
  • http://<IPアドレス>:3000/
下図の画面が表示されたら、 admin/admin でログインします。


[Datasource] をクリックします。


[Add new] をクリックします。


[Name]を入力し、[Type]は "Graphite" を選択します。
[Url]は、graphite のURLを入力します。今回は、http://localhost:80 です。
[Access]は、"proxy" を選択して、[Add] をクリックします。


[Test Connection] をクリックして、設定が正しいか確認します。


"Success"と表示されたらOKです。
[Save]をクリックして設定を保存します。



3. グラフ作成


続いて、CPU使用率を表示するグラフを作成してみます。
[Home]をクリックすると下図のメニューが表示されるので、[+New] をクリックします。


緑色のバーをクリックします。


メニューが表示されたら、[Add Panel] > [Graph] を選択します。


データソースを指定します。
矢印で示したメニューをクリックして "graphite" を選択します。


グラフに表示するデータ(メトリック)を指定します。
[select metoric] をクリックすると、メニューが表示されるので、表示したいメトリックを選択します。
複数のメトリックを表示したい場合は、[+Query]で増やせます。


今回は、CPUの "system", "user", "wait" をグラフに表示します。


グラフを積み上げにしたいので、[Display Styles] タブをクリックし、[Stack]をチェックしました。
最後に、フロッピアイコンをクリックして保存します。


下図のようにCPU使用率が表示されます。
グラフを増やしたい場合は、 [+ADD ROW]をクリックします。


グラフの設定を変更したい場合は、グラフをクリックしてメニューを表示させます。
[Edit] をクリックすると設定変更できます。


グラフのタイトルは、[General]タブで設定できます。日本語も表示できます。